コロナ禍の就活事情(わが家の場合)

厳しかった就活

この4月から息子が社会人になりました。
約1年間に及ぶ長い就活を経て、ようやく就職の運びとなったのです。

本人の努力の結果ではありますが、それと同時に、支えて下さった母校の関係者の皆さん、恩師や友人たちのお陰でもあります。

コロナが原因で、昨年までの売り手市場から一変。のっけから苦戦を強いられていました。はたから見ていても、大変厳しい就活でした。
接触機会を減らすために、会社説明会から面接、内定式に至るまでをオンラインで行っている企業が多いようです。

「真夏の暑い中にスーツを着て出かけなくて良いんだから、ラクで良いわ~。」とはじめこそ喜んでいた息子でしたが、なかなか内定がもらえない日が続くと、だんだん意気消沈してきました。

途中、イライラした息子は何度か私に悪態をついてきました。
「親なんかだから就職先のひとつくらい用意してくれてもいいじゃないか。」
「俺は就職なんかしたくないんだ。大学院に行かせてくれよ。」

地縁や有力なコネなど一切持たない私は、当然息子に何もしてあげられませんでした。
しかも私が就活をしたのは今から約30年も前のこと。気の利いたアドバイスをしようにも、時代と状況が違いすぎるため、何の参考にもならないことは明白です。

せめて快適に就活ができるようにと、毎日のご飯を用意してあげることだけで精一杯でした。
私も働いているので、これが結構キツかったんですけどね。

内定をもらえない日があまりにも長く続いたので、しまいに息子は体調不良を訴えるようになってきました。コロナがもたらす恐怖や閉塞感も、多少影響していたように思います。

今日は耳鳴りがするから耳鼻科。お腹が痛いから明日は内科。よく眠れないから来週は睡眠外来、といった感じで毎週のようにどこかしらの診療科にかかっていました。
そのお陰で年間の医療費が軽く10万円を超えてしまいました。
もちろん今回の確定申告で医療費控除の申請をしましたよ。3万円ほど還付される予定です。やれやれ。

 

大事なのは「諦めないこと」と「自分の強みを知っておくこと」

たまに体調を崩しながらも、めげずに就活を続けていた息子。

就活で大事なのは、月並みですが「諦めないこと」。そして、「自分の強みを知っておくこと」。
これに尽きるような気がします。

自分の強みは何か。学生時代に手ごたえを感じたこと、やりとげたことはあるのか。
社会に出てやってみたいことは?そして、企業はどんな人材を求めているのか。
なかなか内定をもらえませんでしたが、たくさんのことをリサーチしながら、諦めずにコツコツ面接を受け続けていました。

航空業や観光業などの人気企業は軒並み新卒の採用を中止。全体の求人枠が急激にせばまり、多くの大学生が困難な就活を余儀なくされてしまいました。

辛いのは自分だけではありません。

息子は、煮詰まると高校時代の友達に電話をかけてアドバイスをもらっていました。
その友達は息子よりも一年早く就職しています。親身に話を聞いてくれたうえに、面接の練習にまで付き合ってくれたそうです。

頼りになる友達の協力と励ましのお陰で、最後までなんとかくじけずに乗り切ることができました。

 

入社後1年間は出社禁止

内定を頂いた会社の内定式と入社式はオンラインで行われました。これはもう、withコロナの世の中で当たり前になっている形式なので今さら驚きません。

しかし、さらに向こう一年間は出社を禁じられていると言うのです。これには正直、仰天しました。つまり、一年間リアルに誰と会うこともなく仕事をこなせよ、というわけです。

とんでもない世の中になってしまったものです。

そうは言っても、無駄な通勤時間が徹底的に削減されるので、その分を自分の時間に充てられます。これはとても喜ばしいことです。会社帰りに苦手なお酒の席に参加する必要もありません。
一方で、たまにはリアルに会社の上司や動機の仲間に会いたいな、というのが息子の本音のようです。

出社せずに自宅で仕事ができてしまうのは、満員電車や人付き合いが苦手な方にとっては嬉しいですよね。

今後は、ひょっとすると年単位で世の中が劇的に変わっていってしまうかもしれません。変化の波に乗り遅れぬように私たち親もしっかりアップデートをして、付いていきましょう。

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