子どもの社交性を伸ばす方法

社会生活を送る上で絶対に必要なわけではありませんが、できればあった方が良い社交性。
実は、ある程度の社交性を自然に身につけられる方法があるのです。

それは、自宅を人が集う場所にすること。「サロン」化することです。

 

親が自宅に友人を招くようにする

私は、月に1回は自宅に友人を招くように心がけています。これは子供のためではなく、自分が楽しむためにしていることです。しかし、結局はそれが子どもの社交性を育てるのに大いに役立っていることを実感します。

大人たちが楽しそうに談笑している姿を自然な形で子どもに示すことは、プラスに作用します。大人になるってこんなに楽しいんだよ、と肌で感じてもらえるのです。

友人を招く時には毎回、簡単な食事を作ってもてなしますが、その際には息子も同席して大人の会話に参加させています。大人たちは息子に学校生活やアルバイトのことを一通り質問します。一方の息子は、未来の事、就職や恋愛にまつわる相談を彼女らに持ちかけるのです。

多種多様な業態で働く友人たちは人脈が広く、経験も豊富です。食事をしながら対話することは、長年外国で暮らしていた人、外資系企業でリーダーを務める人、経営者などの経験談、思想や哲学を聞かせてもらえる絶好のチャンスなのです。

また、私の友人は料理上手な人がとても多く、手作りの美味しい料理やデザートを毎回お土産として持って来てくれます。(写真:わが家で行った持ち寄りパーティーの様子。)

 

親はカッコつけなくて良い

自宅にお客様を招くということは、当然ですが室内をきれいに整え、食事やお茶でもてなす必要があります。これらが高い障壁となって、「無理無理!」と拒絶してしまい、友人を家に呼ぶことをためらう人が多いのではないでしょうか。

私の考えは、「完璧を目指さないこと」です。モデルルームのように美しい部屋作りを目指していたら、人を自宅に招くことなど一生不可能です。心のどこかで友人から良く見られたい。自宅など恥ずかしくて見せられない。そんな風に思っているとしたらもったいない。親子で楽しめるせっかくの社交の機会を逃してしまいます。

お客様の目に触れてしまう明らかに散らかっている場所を片付け、水回り、トイレと玄関を重点的にきれいに掃除しておけば、人を招いても大丈夫です。これくらいの範囲でしたら、1時間もあれば掃除できてしまいます。

カッコつけず、素のままの自分たちを見てもらうことで、互いに親密性が増していきます。
そして人を招くと、「今度はうちにも遊びに来て下さいね」と言われることが多くなります。返報性の法則というものですね。こうやって、友人の素敵なお宅に伺う機会に次々と恵まれるのです。

 

マナーが身に付き、もてなし上手になる

人を招くことで、徐々に子どもの会話力と社交性が鍛えられます。そればかりでなく、食事中のマナーやもてなし方も同時に学ぶことができます。

私はといえば、料理のレパートリーが格段に増えました。料理上手な友人宅に招かれてごちそうになる料理があまりにも美味しくて、その都度レシピを教えてもらうからです。自宅で再現すれば家族が喜んでくれますので、私の腕前も上がるというわけです。

ある男性の友人をわが家に招いたところ、息子と話が合って意気投合。以来、彼は息子と一緒に遊びに出かけたり、SNSでしょちゅうメッセージのやり取りをしたりしてくれています。息子にとって、まるで年の離れた兄のような存在なのです。また、息子が海外情勢や外国語に深く関心を持つようになったのは、博識な彼の影響が多分にあります。

このように、自宅に人を招くことは一石二鳥にも三鳥にもなります。
今度の週末には、親しい友人を自宅に招いて簡単なパーティーをしてみませんか。
(写真:昨年末に友人宅にて。ドイツ風クリスマスランチの様子。)

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